ガス代が気になる家庭のための、お風呂・キッチン見直し表

- 冬場や季節の変わり目にガス代の請求を見て驚いた
- お風呂やシャワー、キッチンの給湯でどこに無駄があるのかわからない
この記事でわかることお風呂(湯船とシャワー)やキッチンでのガス消費を抑える具体的な使い方と、年間で約数万円の削減効果があるアクションを整理します
「え、今月のガス代こんなに高いの!?」と検針票を見て二度見してしまったこと、ありませんか?
特に冬場や、気温がガクンと下がる季節は、水温が低い状態からお湯を沸かすから、お風呂やキッチンで使うガスの量が跳ね上がってまいます。
電気代と違って「ガスはどこでたくさん消費されているのか」が見えにくく、どうやって節約すればいいか、ほんま悩みどころですよね。
今回は、わが家の4人家族モデルをもとに、ガス代の大部分を占める「お風呂(シャワーと湯船)」と「キッチン」での具体的な見直し手順と、一度意識すればずっと効果が続く削減のコツをご紹介します。
わが家のガス利用モデル
ガス代の大半を占めるお風呂とキッチン。家族それぞれの使い方のクセと対策を整理しました。
夫
シャワーが長い(15分以上)
ガスの主な消費用途
妻
お皿洗いはお湯(42℃)で洗うのが習慣
ガスの主な消費用途
長女(高2)
お風呂が大好きで長風呂
ガスの主な消費用途
次女(小6)
シャワー流しっぱなし
ガスの主な消費用途
ガス代の約8割はお風呂!シャワーと追い焚きを狙い撃ち
家計の中でガス代を安くしたいと思ったら、まず目を向けるべきは「お風呂」です。実は、家庭で消費されるガスのうち、約8割がお風呂(シャワー+湯船)に使われていると言われています。
特にシャワーは出しっぱなしにしがちですが、1分間流すだけで約12リットルものお湯が消費されます。これにかかるガス代と水道代を合わせると約4.5円。もし家族4人が毎日シャワー時間を1分ずつ短縮するだけで、年間約6,500円の削減になります。ほんま、毎日の1分がバカにできません。
また、湯船にお湯を張る際の「追い焚き」も要注意です。追い焚きは1回につき約2.6円〜4円程度のガス代がかかります。家族の入浴時間がバラバラで、何度も追い焚きをしていると、それだけで月数百円〜千円以上の無駄になってしまいます。家族が間隔を空けずに入浴し、最後の人は必ずフタを閉めるルールを徹底しましょう。
| シャワー時間 | 年間ガス代目安 | 年間水道代目安 | 合計年間コスト |
|---|---|---|---|
| 15分(出しっぱなし多め) | 約 18,000 円 | 約 7,500 円 | 約 25,500 円 |
| 10分(標準的) | 約 12,000 円 | 約 5,000 円 | 約 17,000 円 |
| 5分(こまめに止める) | 約 6,000 円 | 約 2,500 円 | 約 8,500 円 |
キッチンで今日からできる!「給湯器の温度下げ」と「コンロ中火」
お風呂に次いでガスを消費するのがキッチンです。ここで一番簡単かつ効果的なのが、給湯器の設定温度の見直しです。
- 給湯設定温度を38℃(ぬるま湯)にする
冬場など、お皿を洗う時に設定温度を「42℃」など高めにしたままにしていませんか?お皿の油汚れを落とすだけなら、38℃前後のぬるま湯(または水とゴム手袋)で十分。設定温度を4℃下げるだけで、余分なガス消費を抑えやすくなります。ほんま、これだけでガス代が変わるから不思議です。 - ガスコンロは「鍋底からはみ出さない中火」にする
コンロで調理する際、強火にして炎が鍋底からはみ出しているのを見かけます。実ははみ出た炎は、鍋に熱が伝わらず周囲の空気を温めているだけの無駄なエネルギーなんです。「鍋底からはみ出さない中火」が効率のよい目安です。 - お湯を沸かす時はフタをする
ヤカンや鍋でお湯を沸かす際、フタをすると熱が逃げにくく、沸騰までの時間も短くなります。これも小さく続けやすい習慣です。
一度やればずっと続く!ガス代削減の強力アイテムと仕組み
「お湯を出すな」「シャワーを早く浴びろ」と毎日家族に言うのは、言う方も言われる方もストレスがたまりますよね。節約を長続きさせるためには、我慢に頼らない「仕組み」を作ることが大切です。
最も効果的なのは、「節水シャワーヘッド」への交換やと思います。手元に一時ストップボタンが付いているタイプなら、こまめにシャワーを止めるのが簡単になり、シャワーのガス代・水道代を30%〜50%自動的にカットできます。初期費用は数千円かかりますが、数ヶ月で元が取れる計算です。
また、湯船にはアルミ製の保温シートを浮かべ、その上からフタを置くことで、お湯が冷めるのを防ぐことができます。お湯が冷みにくくなれば、必然的に追い焚き回数を減らすことができます。
| 削減アクション | 難易度 | |||
|---|---|---|---|---|
| 1 | 節水シャワーヘッド導入 | 手元止水ボタン付きの節水シャワーヘッドに交換(自動で30〜50%節水) | 12,000円 | 初回のみ(低) |
| 2 | シャワー時間の短縮 | 家族全員が毎日シャワー時間を1分ずつ短縮する | 9,000円 | 毎日(中) |
| 3 | 追い焚き回数の削減 | 家族が間隔を空けずに入浴し、最後の人はフタを閉める(追い焚きを1日1回減らす) | 6,500円 | 毎日(中) |
| 4 | キッチン給湯温度の変更 | キッチンの給湯設定温度を42℃から38℃(ぬるま湯)に下げる | 3,500円 | 設定のみ(低) |
| 5 | コンロの火加減調整 | ガスコンロの炎が鍋底からはみ出さない「中火」を徹底する | 3,000円 | 都度(低) |
家族で取り組むガス代見直し基準表(年間削減目安)
- 優先度
- 1
- 項目
- 節水シャワーヘッド導入
- 削減アクション
- 手元止水ボタン付きの節水シャワーヘッドに交換(自動で30〜50%節水)
- 年間節約額
- 12,000円
- 難易度
- 初回のみ(低)
- 優先度
- 2
- 項目
- シャワー時間の短縮
- 削減アクション
- 家族全員が毎日シャワー時間を1分ずつ短縮する
- 年間節約額
- 9,000円
- 難易度
- 毎日(中)
- 優先度
- 3
- 項目
- 追い焚き回数の削減
- 削減アクション
- 家族が間隔を空けずに入浴し、最後の人はフタを閉める(追い焚きを1日1回減らす)
- 年間節約額
- 6,500円
- 難易度
- 毎日(中)
- 優先度
- 4
- 項目
- キッチン給湯温度の変更
- 削減アクション
- キッチンの給湯設定温度を42℃から38℃(ぬるま湯)に下げる
- 年間節約額
- 3,500円
- 難易度
- 設定のみ(低)
- 優先度
- 5
- 項目
- コンロの火加減調整
- 削減アクション
- ガスコンロの炎が鍋底からはみ出さない「中火」を徹底する
- 年間節約額
- 3,000円
- 難易度
- 都度(低)
スッキリ解決! アクションリスト
- キッチンの給湯器温度を38度以下(ぬるま湯)に変更する
- お風呂の給湯設定温度を必要以上に高くしない(40度前後)
- お風呂にフタを必ず閉めて、追い焚きの回数を減らす
- ガスコンロの炎が鍋底からはみ出さないよう中火で調理する
- シャワーの出しっぱなしを防ぐために、こまめに止める習慣をつける
お風呂は家族それぞれのリラックスタイムでもあるので、『早くお風呂から出て!』と毎日怒るのはお互いにストレスになりますよね。わが家では、まず節水シャワーヘッドを導入して自動的にガス・水道代を抑える仕組みを作りました。これなら誰も我慢せんと、年間1万円以上のゆとりができるので、ほんまにおすすめです。
記事内のガス料金や削減目安は、一般的な都市ガス(熱量約45MJ/m3)および一般的なLPガス(プロパンガス)の料金モデル、および省エネ庁の公開データをもとに算出した一例です。実際のガス代や削減効果は、お住まいの地域、ガスの種類(都市ガス/LPガス)、契約しているガス会社・料金プラン、給湯器の熱効率(エコジョーズ等)、ご家庭の水温によって大きく異なります。特にLPガス(プロパンガス)は都市ガスに比べて単価が高いため、削減効果がさらに大きくなる傾向があります。冬場などの急激な温度変化によるヒートショック防止のため、浴室や脱衣所の温度管理には十分配慮し、無理のない範囲で調整してください。
確認した公式情報
ガス代の削減目安や省エネルギーの効果については、資源エネルギー庁の公表資料などを参考に整理しています。
- 資源エネルギー庁 公式ウェブサイト確認月: 2026年5月